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モバマスのホーム画面で出てくるアイドルの台詞って、今まではひとりごとか対プロデューサーのものがほとんどで、なので私的にはキャラ付けくらいのものとしか考えていなかったのですね。
それが、最近運営はアイドル同士に言及させるという技を使い始めましてですね。これが、非常に、燃料としか言えないというかなんというか、困る……。このキャラクター同士の関係を小出しにされる感じに踊らされそうで危険です。二次創作という(私にとって)未開の大地への扉が。


話は変わって、この前のフィギュアでの羽生の演技を見たのですが、もう本当に魂の演技という感じで素晴らしかったです。序盤から飛ばして4回転も綺麗に決めて、でも体力が切れているのが明白で、ステップでコケて、でもそこからの盛り返し。最後のステップは何かが乗り移ったかのような鬼気迫る者があって、フィニッシュの時の眼の力なんてもう! そして終わってしまえば歳相応の柔らかい表情を見せるとか、どこまでも完璧でした。演技としての話ではなくなってしまいますが、ひとつの物語としては、あの転倒すら筋書きのひとつだったかのようで。
動画サイトにイタリアやフランスの実況もあって、そっちの人たちも感極まったような様子があって、心を揺さぶるものというのは国の枠なんて軽く超えていくものだと、改めて感じました。それぐらいの感情と気迫のこもった、けれど触れたら壊れてしまいそうに危うくて繊細な、魂を削って燃やすかのような演技。スポーツ選手というだけではなく、これがまさしく表現者の姿なんだなと思うのです。
あとこの子、年上の女性キラーだよね、これ、絶対。もうあらゆる面で完璧過ぎる。