- 作者: 武梨えり
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2012/04/27
- メディア: コミック
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仁がナギへの想いを自覚して、デートに誘うところなんてこれはまたトゥーピュアピュアボーイすぎると悶えていたら、不意打ち気味のシリアス展開にやられました。タタリ神となったナギに、それを祓おうとするざんげちゃん。せっかくナギへの想いを伝えようとした仁はナギを何とか救おうとするも、そこは神々の闘いであって、結局は……という展開はきついものがあるのですが、そういうところ含めてしっかり面白かったです。こういう作品の場合、シリアスになると空回ったりすることも多いと思うのですが、しっかりとこれまでの話を受けて、急展開ながら地に足がついているのはさすがだと思います。
そして印象的だったのがキャラクターデザイン。表紙にもなっているケガレナギのナギでありながら妖しい魅力のあるところもとても良かったのですが、個人的にはざんげちゃんのいろいろ混じって何がなんだかわからなくなった感じの衣装とキャラクターが好きです。祓詞の後にアーメンって!
まだ裏で糸を引いている存在がありそうなまま、話的にはクライマックスへと向かっているような感じで、次の巻が非常に楽しみになる一冊でした。