- 作者: 赤松健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/05/17
- メディア: コミック
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ただそこからの着地のさせかたは、ありといえばありですが、もやもやの残る感じ。終わらない日常的ストーリーであればその先を読者に任せるのは良いと思うのですが、ここまできっちりストーリーを描いてきて白紙の未来と多数の可能性を作品の中で明示されてしまうと、語ることを途中で投げ出されたように感じてしまいます。小出しにされる描かれない部分の設定や、クラスメイトのその後は確かにファン心理をくすぐるのですが、でもそれはちゃんと一つの歴史として描いて欲しかったなと。ハッピーエンドのように見えて実際のところ何も語られなかった、煙にまかれたという印象の残ってしまう最終巻でした。あくまで一旦終了ということなので、いつか続きがきちんとした形で読めることを期待しています。