12-9-30

台風が迫ってきて今丁度直撃している本日ですが、午前中の間に天地明察の映画を見に行って来ました。
映画『天地明察』から見る、日本暦の歴史
算術に暦という地味になりそうな題材をちゃんとエンターテイメント映画にしていて面白かったです。それとあの厚さの原作をこの時間でまとめて、決して駆け足に感じさせない辺りは素晴らしいと思います。演技や雰囲気作りも良かったなあと。北極出地の爺さん二人がいい味を出していました。
脚本は原作のアレンジがかなり入っていて、終わった後に原作を変更しているため史実と異なる部分がありますの注意書きが出てなんだか笑ってしまったくらいで、特に後半の展開は別物な感じ。淡々としていた原作よりもずっとドラマチックな展開ですが、その分都合の良さと裏表なところもあったかなと。映画としてはこの方が間違い無く見栄えが良いですが。あと最初の奥さん……。
あと、岡田君の算哲役しか知らずに観に行ったため、宮崎あおいの名前が出てこなくてずっとモヤモヤしていました。知ってる、この人知ってるけど名前が……! みたいな。それと武藤敬司が演じていたからか平助に謎のクローズアップ。