1518! イチゴーイチハチ! 3 / 相田裕

 

 何か特別大きなイベントがあったり、文化系だけど熱い競技だったり、生徒会と言いながら主にお茶してたりとか、そういうのでなくて本当に普通に生徒会活動をしていて、それは例えば烏谷の生きてきた野球の世界からすれば恐ろしく地味なはずなのです。でも、総会の準備をしたり会計の取りまとめをしたりしているその活動が本当に青春していて、それを通じて挫折から何もなくなってしまった烏谷が意味と目標を見つけていく、その日陰かもしれない場所で語られる再生の物語が大好きです。いい話だなあと。

あと三春先輩がヤバくないですか、東先輩との生徒会に入った時のエピソード、こんな誘われ方したらまず間違いなく惚れるでしょ……。