出演者が去年ほど豪華じゃないかなとか、3日参加も辛いしアニサマは今年までかなあとか毎度のように思ってテンション下がっているんですが、始まれば楽しいし、終わってみればアニサマ最高だな! ってなるのでやっぱりこのイベントは凄いと思います。今年も最高に楽しかった。
ただ、演出から何から全てがブランドとして完成されつつあって、血を入れ替えながら伝統を繋いでいく段階に入っているとは思うものの、アニサマに憧れてアニサマを目指してというアーティストが増えていく中で、だんだん「アニサマらしさ」に縛られていっているような気も少し。
以下、印象に残ったアーティストを。
藍井エイル
休業前にアニサマの出演をキャンセルしていたのもあって、復帰後ここにシークレットで戻ってくるというのはやっぱり感慨深いものがありました。
亜咲花
「亜細亜に咲く花」で亜咲花さん。若くて物怖じせずにグイグイくる前向きさと、歌唱力の高さ。逸材だなあと思いました。大きく育ってほしい。「SHINY DAYS」めっちゃ良かったです。あと英語の発音がめっちゃ良いです。
Poppin'Party
2年前と比べたらめっちゃ成長しているので是非多くの人に見て欲しいとは思っていたんですけど、私も見たことがないパフォーマンスが飛び出してきたんで「!?」って。5月のライブから何がどうしてそうなった。ポピパについては(思ったより)バンドしてる、(普通に)バンドしてる、みたいな感想がどうしてもついて回ったのですが、この日のポピパは演奏、ステージパフォーマンス共に純粋に凄かったです。あとコンテンツとしてのバンドリの盛り上がりっぷりも凄いなと。「God Knows…」のカバーはびっくりした。
OLDCODEX
Aqoursが出てきてトリにOLDCODEXだと気づいた瞬間これは大冒険だと思ったのですが、終わってみればもうOCDがトリ以外に考えられなかったというくらいのステージ。様々なジャンルのフェスに出てきた経験と、改めて出演するアニサマへの想い、アニソンへの想いを語ったMC。そして圧倒的なライブパフォーマンス。
今年リスアニで見た時にも思ったのですが、昔に比べて本当に観客と向き合ったライブをするようになったよなあと思いました。この日の流れの中では異質な存在のはずなのに、空気の掴み方が半端なかった。それでいて、媚びるのではなく、あくまでもOLDCODEXでしか無いものが見せられるのは、いろいろな場所で踏んできたステージ分のものがあるからなんだろうなと。いや本当に良いものを見ました。
スタァライト九九組
「Star Divine」で完全にスタァライトされちゃいましたね。曲も好きだし、格好良かったというのももちろんありつつ、歌もダンスも殺陣も完成度が高いけれど、決して完成品ではない感じにこう、物語を、感じてしまった……。これは追いかけなきゃいけないのかもしれない……と思ったので、とりあえず次の舞台は行ってきます。そしてゲキテイのカバーはそれはもうなんというかズルいでしょうに。
大橋彩香
我らがへごが立派なパフォーマンスを今年もアニサマで見せていたことにご満悦でした。幸せがある。最初のポップアップで超大ジャンプで出てきた時は着地をちょっと心配しましたけど!
fhana
「青空のラプソディ」が去年に引き続きメイド喫茶開店のステージ演出だったのですが、大サビでみんなが踊る中、一人黙々と肉を食べ続けるカロリークイーン(竹達彩奈)さんズルすぎるでしょ……。
悠木碧(ターニャ・デグレチャフ)
えっそれありなの!? ってなったのですが、どこかで聞きたいと思ってた曲が聞けて良かった。ただまあ曲的にもあのセット的にも、某妖精の帝國を思い出すよねこれ……。
アイドルマスター SideM
何はともあれしゅごんの圧倒的センター力が光るステージ。アニサマは男女比8:2くらいでそれなりにアウェイ感ある中で「GLORIOUS RO@D」のWow Wowのところがちゃんと会場で合唱になっていたのはびっくりでした。というかここからトリまで男性アーティスト3連発もアニサマ攻めるなあと。
宮野真守
久々に見たマモはやっぱりスターでした。オーラが違うよオーラが。なんかもう全部がかっこよかったのでヤバい。「シャイン」も相変わらずヤバい。語彙力の消失。
ORESAMA
聞きたかった「流星ダンスフロア」が聞けて満足。ちょっとレトロでおしゃれな横ノリの感じがライブで非常に良かったです。これは単独ライブも一度見てみたいなと思いました。
鈴木みのり
ネギの方の鈴木さん。あなた推すのは林檎じゃなくていいのかと思いつつ、とにかく前に出ていこう聞いてもらおうという姿勢と、それが嫌味にならないキャラクターの勝利だったような気はします。歌は相変わらず上手い。早見沙織と一緒に歌って負けないのはなかなか凄いんじゃないかと思いました。やっぱり魅力あるなと思います。
鈴木このみ
ネギじゃない方の鈴木さん。「歌えばそこに君がいるから」、本人が初めて声優として主演したアニメのOPで、作詞にも関わっているからなのか、鈴木このみでこんな感情の入り方しているの初めて聞いたという感じでした。セリフでの曲入りから、端的に言ってエモかった。「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」はまさかここでこの選曲とはという感じ。最高に楽しく、そして首が痛くなりました。
ZAQ
なんだか人気らしいとは知っていた「カーストルーム」が本当に人気なんだなと感じたステージ。良いことです。「JOURNEY」はステージ演出も相まって多幸感にあふれていました。というかこの曲の歌詞、改めて聞くと完全に結婚するやつだと思うんですが、中二病の映画そういう話だったなの!?
OxTとのコラボでの「シュガーソングとビターステップ」は最高の一言。
OxT
相変わらずマシンガンのように喋るおしゃクソさんに煽られて「ヴォイ」と叫び続けた「GO CRY GO」の楽しいこと。オーイシマサヨシやっぱり流石だなあと思いました。
ミルキィホームズ
ミルキィにそれほど思い入れは無いつもりでいたのですが、解散前最後のアニサマ出演、「雨上がりのミライ」で嵐のように出てきて消えてった初回アニサマとか、ブシロライブで見た4人目オーディションとか、みもりん以外ダンスが怪しかったこととか、色々な記憶が走馬灯のように流れていってちょっと涙腺にキました。時代を一緒に駆け抜けた感が、どうしても。
JAM Project
熱量というか、エネルギー総量がやっぱり桁違いで流石の一言。凄い。なんで今さら大トリにJAMという気持ちが無かった訳ではないのですが、「SKILL」はあらゆる条件を無視してぶち上がって、燃え尽きて、最高の締めだったと言わせる名曲だと改めて思いました。つよい。