- 作者: 茅野泉,桜庭宏紀
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/01
- メディア: 文庫
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すごくイライラしてて、そのイライラした気持ちを小説にそのままぶつけたらこんなふうになるかな。狂気というかイライラ。基本的に主人公の日向の話であって、出てくる社会から外れちゃった少女とか、外れかかった少年とか、ストーカーの少年とかの話は結構放り出し気味。ただ、普通の女子高生が日常にイライラした感情を持って、だんだん道を外してく感じは良く出てます。所々展開が突飛だったり心理が突飛だったりするのは感じましたが。全般的にちょっとなぁと思ったのは、このイライラにはあんまし同調できないってのが大きいです。
満足度:D