【ライブ感想】NO GIRL NO CRY 5/18・19 @ メットライフドーム

 

NO GIRL NO CRY

NO GIRL NO CRY

 


 キャラクターとして声優が演奏もするコンテンツであるPoppin' Partyと、普通にバンドであるSilent Sirenが対バンを、しかもドームでするっていう、ブシロードブシロードらしいところが出た攻めたライブ。どうなるんだろうという不安もあったし、正直席も埋まりきっていなかった(あと音響トラブルも多かった)のですが、いやでもこれが大変良かったです。

タイトル曲に歌われる同志でライバルな関係性と、ひたすらにハッピーなライブ。いいじゃんバンド! 楽しいよねライブ! って多幸感。「ガールズバンド」というバンドリが掲げた大きなテーマに全部がきれいに回収されていった感じ。あと二組のメンバー同士が普通に仲良かったのも良かったです。そしてサイサイのメンバーがオープニングアクトのRASのメンバーを昔から知っていて、みたいな話が、繋がっていくものを感じてすごくグッと来ました。

そしてサイサイは昔CDJで見たときよりも断然ライブがうまくなっていて、どちらかといえばゲスト的な立ち位置だったにも関わらず、とにかく盛り上げていくセトリも相まって観客を完全に掴んでいったのは流石の一言。「フジヤマディスコ」最高に楽しかった。

そしてポピパ。正直私はアニメの2期にもあんまりノれなかったし、ガルパも触っていないのがあって、声優バンドとしてのポピパとして見てはいても、コンテンツ全体を楽しみきれていないところがあったんですね。でも今回「Returns」を聞いててチャンネルが合って、そこからの「キズナミュージック」で完全にやられました。キャラクターとしての物語と、バンドに取り組んだキャストたちの物語がリンクして、あそこで演奏してたのは愛美たちであり、香澄たちだった。そして彼女たちの絆を「大好きな歌」「約束の歌」「永遠の歌」と歌うの、あまりにもエモかった。

ああ、私はリアルとフィクションが交錯して、なにか大きな感情や熱量が生まれる、この瞬間が見たくって、キャストがキャラクターとして舞台に立つコンテンツを追いかけているんだよなと、改めて確認したライブでもありました。良かった。