【ライブ感想】Animelo Summer Live 2019 -STORY- 8/30・8/31・9/1

anisama.tv

 

毎年現地に来るまではテンションが下がっていて、終わってみればやっぱりアニサマ楽しいな! ってなるところまでがアニメロサマーライブです。しかし歳を重ねるごとに3daysは辛くなる。

アニサマって特定のアーティストが好き、ではなくアニソンというジャンルが好きな人のためのイベントで、歴史が積み重なって垣根が広がった今は昔のようにみんなだいたいおんなじ曲を聞いて知っている一体感みたいなものは薄まったけれど、それでも誰が来ても知ってるし楽しめる人が一番得をするイベントだと思います。しかもがんがん世代交代を図っていくのでそのうち振り落とされるんだろうなあと思いながら、まだまだ楽しめているのであと数年はいけるのでは、とか思ったり。

以下箇条書きに感想を。

1日目

けものフレンズ
何かこう、振り付けにも従わず歌も歌わず走り回る金田朋子の幻影を見た気がする。

佐咲紗花
「Grand Symphony」本当に好きなんですよね。そして自分が思ったよりもガルパンが好きなことを自覚しました。この後に渕上舞と一緒に「Enter Enter MISSION!」を歌ったのも、それ!! って感じで最高でした。佐咲紗花は久しぶりに見たのですが、歌が上手くなったような気がします。貫禄が出てきたというか。

渕上舞
プラネット・ウィズEDを外して、一番自分らしい楽曲であろうノンタイの「BLACK CAT」を持ってくるのが最高に渕上舞って感じがして好き。

・アニメロサマープリンセス from プリンセスコネクト!Re:Dive
初日一番楽しみだったと言っても過言ではないプリコネ。まさかの個人衣装で、しかも出来がえらい良いもんだからびっくりしました。コンテンツとしてはまだまだ知名度の無い中で、人気の声優×豪華な衣装×豊富なアニメ素材で殴るという、シンプルな資本力の闘いをしていて好きです。伊藤美来のコッコロ似合い過ぎでは。あと、せっかく衣装作ったんだから単独ライブお願いします。

氷川きよし
2年前のシクレ出演のときも思ったのですが、存在が美しくてびっくりするし、歌がうますぎてびっくりします。カバーの「TOUGH BOY」が本当に上手すぎて笑えてくるくらいでした。歌で金が取れるとはこういう事を言うのだなと。

如月千早 feat. ピアニート公爵
事前に初日のシクレはアイマスらしいとは聞いていたものの、なんか聞き覚えのあるピアノイントロから「蒼い鳥」はぶっとびます。ソロ? 千早? MCも千早でやりきった?? みたいな。いいものを見た。

三森すずこ
まさか人生で聞けることはないと思っていた「ファッとして桃源郷」をここで回収できてしまうとは思わなかった。叫んだ。

オーイシマサヨシ
「楽園都市」がめちゃくちゃ好きなのでこれだよこれ、最高だなって思ってたら、へごが呼び込まれて「オトモダチフィルム」が始まったので私が大変なことに。そのコラボは予測はできたけど油断があった……。踊るへご、めっちゃ良かったです。

鈴木雅之 feat. スフィア
まさか人生で鈴木雅之の生歌聞くことがあるなんて思わなかったのですが、まさかアニサマで「め組のひと」を聞くなんて思ってなかったので良い経験をしたなって。あとMCで突然「ランナウェイ」の追っかけを振られてそこそこ返せてるアニサマ観客どうなってるんだ。

Roselia
Roseliaらしくステージをやっていて良かったけど「FIRE BIRD」聞きたかったなという思いもあり。あの、これが声優にやらせるドラムかよっていうのを聞いてほしかった。でもカバーの「This Game」のイントロが始まって、これ本人いるぞ今日ってところからのご本人登場でのコラボは熱かったです。

鈴木このみ
ハイレベルでド安定。やっぱ凄いなこの人はと思います。「蒼の彼方」と「DAYS of DASH」が好きなので、聞けたよかった。

・fhána
とんでもなかった。いや、「青空のラプソディ」を二曲目に持ってきて、涙ながらのMCを挟んでそこからの二曲、明確には言わなかったけれど、何を思って歌ってたのかは想像がついて。「僕を見つけて」は惜別の歌で、それでもという、クリエイターとしてアーティストとしての覚悟みたいなものが見えて、鬼気迫るパフォーマンスでした。何をすべきかとか誰のためとかじゃなくて、ただただこの選択肢しかなかったみたいな、そういう表現だったように思います。

 

2日目

茅原実里
Paradise Lost」はやっぱり上がるし、そtれがTRUEとのコラボなら言わずもがなって感じです。

鈴木みのり
去年も片鱗を見せていた変な子なんだなっていうのが全面に押し出されて、でも歌えば抜群に上手いというバランスで好感度高いです。「ダメハダメ」とても良かった。

・RAISE A SUILEN
そうか1曲かー、まあ初出場でハロハピ来るのならそれは仕方ないかー、でも1曲かーーーみたいなところはありつつ。「UNSTOPPABLE」でおお? と思った人は是非単独ライブへ来てください。RASはあんなもんじゃないよ。

栗林みな実
君望舞-乙HiMEウテナという10年間違えてるような選曲がおっさんには楽しかったです。奥井雅美コラボでの「輪舞曲-revolution」、最高でした。

アイドルマスター SideM
小松昌平はこの日も動きがキレていて最高でした。315。

スタァライト九九組
意外な選曲からカバーを経ての「Star Divine」。センターステージへの通路を使った間奏での殺陣が、#2再演を経てのレベルアップを感じさせるものでめっちゃ良かったです。九九組のベストに近い出来だったのでは。

亜咲花
去年と比べると見違えるほどに堂々としたステージングでこれはやっぱり才能だと思いました。ちょっと喉の調子悪そうでしたけど、それでも歌声の迫力は抜群で、なんだか昔の鈴木このみを見ているような気持ちになります。素直にこれからが楽しみだし、MAGESは責任を持って育ててほしい才能だと思いました。あと天井から虹色に光るテントが降りてきて鈴木みのりが現れたの、謎演出すぎてだいぶ面白かったです。

大橋彩香
「ダイスキ。」のダンスも良かったし、歌は最高に高音が伸びていて、大橋彩香史上でも屈指のレベルのパフォーマンスだったように思います。見るたびに成長してて、ファンとしてはとても楽しいです。「ワガママMIRROR HEART」はめちゃくちゃUO折られていて、本当に人気曲なんだなと嬉しくなりました。

・TRUE
なんかね、やっぱね、ユーフォの曲で、物語は続いていくっていうところに力を込められるとね、くるものはありますよね。オーケストラを率いての「Blast!」と北宇治カルテットを交えての「DREAM SOLISTER」、素晴らしかったです。

北宇治カルテット
ZAQ提供曲最強の一角であるところの「トゥッティ! 」、本当に最高に盛り上がって最高に楽しい最高の曲だと思います楽しかった! あと黒沢ともよが楽しそうだった。

angela
「全力☆Shangri-La」に「全力☆シドニア」のマジでやりやがった感、怖いものなしなMCの面白さ、そして決めるところは決めるカッコよさ。もう流石としか。大御所感がありました。

TrySail
この人たちも毎年見るたびに凄くなっていくのですけど、今年は特に凄かった。歌声も力強くなってるし、ダンスもいい意味で遊びができて、ステージングがめちゃくちゃ堂々としてて、いやほんと見違えるよなあって。「Sunset カンフー」楽しすぎです。

Aqours
ダンスのキレが極まってきていて、後ろで流れるアニメとのシンクロ率が半端なくなっていました。なんかもうほとんど同一。存在が同一っていう感じで、ラブライブのコンセプトの究極系にまた一歩近づいているなあと感心してしまいました。

 

3日目

藍井エイル×蒼井翔太
ああこれが何年か前にできなかったというあおいコラボかと。この二人で「Preserved Roses」なら、そんなのもう外れるわけないじゃないっていう感じでした。

・スピラ・スピカ
曲よりもはや新喜劇のようだったMCが印象に残っているけどそれでいいのかスピラ・スピカ。SACRAの新人組は必ずバックステージの決まりでもあるのかと思ってた流れで、最終日にバックステージからトロッコに乗ってメインステージに行けるかと思ったらそのまま退場するメインステージに立ちたい芸を見せてくれたのが面白すぎました。やはり歌の上手い芸人だったのでは……?

上坂すみれ
あんまりこういう言い方はアレな感じなんですけど、いやまあ、エロかったですよね……「ボン♡キュッ♡ボンは彼のモノ♡」。

今井麻美
まさかアニサマZABADAKを聞くとは。しかしこれも如月千早カバーなんですよね。

内田真礼
イントロがかかってすみぺが上がってきた瞬間に勝利を確信した「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー」。いやだってノンタイのカップリング曲ですよ。2年前にも2人揃っていて、でもコラボでやったのは中二病の曲でそりゃそうだと思ったんですよ。それがまさかね、ここで来るとはね。これもZAQ提供曲最強の一角、最高でした。いやこれすみぺ魔女とまあや姫の百合曲なんですよ。それを二人揃っての初披露は最高だし、コール入れられたのも最高だし、「あなたみたいにはなれない、友達にはなりたい」で私は死にました。ありがとうアニサマ。ありがとう。

ZAQ
で、その流れでZAQが出てくるの完璧すぎませんかね。「BRAVER」は最高に上がる曲なんですが、知名度の関係でサビで叫んでる人が少なくてちょっと寂しさもあり。「ソラノネ」はZAQ本人のピアノに口笛、そしてバンドにブラス隊もいる編成で披露されて最高でした。この「ソラノネ」が聞きたかった。やっぱZAQカッコいいし楽しいしライブ楽しみだなって思いました。

・buzz★Vibes
EZ DO DANCE」が完全にストリートのカリスマ黒川冷だった気がするのですが、木のせいですかね……。いや気のせいのはずは……。

放課後ティータイム
いやちょっとほんとマジで!?? 待って??? ってなったし会場はどよめいてるし、目の前でHTTが演奏して歌ってるしで動揺が激しすぎました。超弩級のシークレットだった……。ちゃんとバンドでやっていたし、あの5人の纏う空気は完全にHTTだったし、夢でも見てるのかと。今年は5人揃ったSOS団も見てしまったし、放課後ティータイムも見てしまったし、未練が回収されていってそのうち死ぬのでは……。

JAM Project 
まさかの後半トップバッター。しかしセトリはトリ仕様という。「SKILL」でステージにたくさんの出演者が出てきてもう完全にライブ終わった空気になっていたところで、内田真礼小倉唯ハム太郎が空気をリセットしていった流れがちょっと面白すぎでした。

OxT
「UNION」でアカネ君の映像から入って、アンチが現れてグリッドマンが現れてヒーローショーが始まってめっちゃ楽しかったです。曲も良かったしヒーローショーも良かったしで、GRIDMANのステージとしてパーフェクトなものが見れたなあと。ここだけではなく、今年のアニサマは作品にフィーチャーした演出が多かったなと思います。

Poppin’Party
HTTより後にポピパというのはなかなかの逆境であると同時に、すごく文脈を感じるものがあって、なんかそれだけでも良かったなという感じがありました。あとパフォーマンスは安定感とバンドの迫力みたいなものも出てきていて、なんかもう普通に良いんだけど逆にコメントに困る、みたいなところが。「キズナミュージック」はいつ聞いても最高です。

藍井エイル
MCで本人も触れてましたが、何年か前にアニサマに穴を開けたエイルがカムバックしてこうして大トリを務めるというのが、まさに「STORY」であるなと思いました。そういう意味では「月を追う真夜中」の歌詞がとてもエモかったです。