本当にタイトル通りの作品なのですが、それが良い。
この繊細で美しい絵で、4畳半ボロアパートのスチール階段をカンカンと音をたてながらメイドの少女が降りてきた時点で、もう最高じゃないですか。現実的かどうかはいったん放っておこう、これはロマンだっていう力強さがある。
そしてこの子がまた前向きに健気で可愛くて、たい焼きをそれはもう美味しそうに食べて幸せそうな表情をしている訳です。いやこれは100点だなって。なんですかね、年々歳を重ねるごとにこういうのに弱くなる気がします。孫にお菓子をいっぱい出す爺婆の気持ちになる。そんなふうに1話ごとに色々なものを食べる、英国から日本にやってきて諸々の事情で帰れなくなったメイドのお話でした。よろしかったです。