12-10-7

もう本当に今日は可夢偉がやってくれた、それに尽きる一日でした。
日本人3回目の、鈴鹿では2回目の表彰台獲得。しかも、マクラーレンを相手取って一歩も引かずに真っ向勝負でバトルをして、そして掴みとった3位。ずっと夢見て、可夢偉ならできると信じて、でも今期のこれまでの闘いでだんだん諦めも感じていて、ああやっぱり日本人ドライバーはここまでなのかなとも思って、来期のシートも決まらない中で、ようやく掴みとってくれたこの結果。しかも母国GPである鈴鹿で。
バトンの猛攻を凌ぎ切ってゴールした瞬間に思わず涙しました。
そして表彰台、湧き上がる可夢偉コール、ジャン・アレジによるインタビュー……。小さな頃からずっと、F1を見続けてきて良かったなと、幸せだなと、心から思いました。
これで、またひとつのハードルを可夢偉は超えてくれました。次は佐藤琢磨も届かなかったもう一つ上の段へ。そしていつかはこれ以上は上の無い段へ。
願わくば、この夢にまだ続きがあることを。