2020年の振り返り

コロナで何も変わってしまった2020年。ライブ/イベントに週1以上のペースで行って、楽しみも友人に会うことも全てがそこにあった日常が唐突に消え、そしてそのまま戻ってこない1年でした。続々と始まった配信ライブももちろん良いけれど、現地には現地だけの魅力があって、それが失われたことはやっぱりショックも大きくて。そしてそれは、きっと来年も、もしかしたら二度と戻らないかもしれないのかもなと。

そんな中でどうしていくのかを考えざるを得ない状況ではありますが、新しいものに手を出すことは減ったものの、相変わらず趣味に生きていることは変わりない。そんな2020年の振り返りを、別エントリで書くつもりの小説とマンガ以外で。

 

 

アイドルマスターシンデレラガールズ

2月に滑り込みで開催された7th大阪ドーム公演。初の生バンドでの単独ライブが最高に楽しかったことはこの先もずっと覚えているだろう思い出になりました。本当にシンプルに最高だった。

そして今年は推しの供給がヤバかった一年。何はさておきビートシューターのユニット曲&デレスレイベントが来たこと、感慨深くて、もうね。的場梨沙は他にもオウムアムアイベントに2枚目SSR、U149のお当番シリーズに24時間放送でのライブ初披露、しんげきえくすて本編&ED曲とボイス前ならありえない勢いの供給があって、ただただ噛みしめるような1年でした。それもこれも9位には入れなかったけれど、10位に入った昨年の総選挙のおかげな訳で、本当に良かったなと……。

あとこのイラストで私は死んだ。ありがとう廾之先生。

 来年は1月にリスアニライブでビートシューター出演で何かもうゴールしそうな感がでてきておりますが、ももぺあべりーのユニット曲とライラさんへのボイス実装も諦めずにいたいと思います。あと、年始は飛んでしまった有観客ライブも、いつかできると良いねえ……。

 

プリンセスコネクトRe:Dive

相変わらず毎日触っているプリコネ。今年は何よりもアニメ化の成功に尽きる1年だったなと思います。

プリンセスコネクト! Re:Dive 4 [Blu-ray]

プリンセスコネクト! Re:Dive 4 [Blu-ray]

  • 発売日: 2020/11/06
  • メディア: Blu-ray
 

このすばの監督がそのノリを持ち込んだ作風、ゲームとは違うストーリーを美食殿+主人公の4人をメインに他はゲストキャラとした割切り、記憶をなくした主人公を可愛いキャラクターとして描くというウルトラCの全てがハマって、贔屓目抜きでも面白いアニメになっていたなと。2期も楽しみ。

ゲーム本編の方は第2部ストーリーが進んでいるところ。なんだか真っ当に面白いのですが、第1部の持っていたピーキーさが無くなったのはちょっと寂しさもあり。あの日日日らしい狂い方が好きだった。

 

十三機兵防衛圏

十三機兵防衛圏 - PS4

十三機兵防衛圏 - PS4

  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

 数多くのキャラクター、時間軸が絡み合い、複雑に編み上げられたストーリーを、プレイヤーごとの切り口で解釈していくという、無ニの体験が味わえたゲームでした。

こういうことなのでは……? えっ何これ全然意味わからない? マジかーそう言うことか……! あたりの感情を行ったり来たりして進める手が止まらなくなるというのは、本当に特別な体験だったなと。

 

BanG Dream!

バンドリ全体というかRAISE A SUILENの話になりますが、きちんとバンドリ世界のキャラクターになっていった1年だったなと思います。

アニメ3rdシーズン、まさかの舞台、そしてガルパ実装まで、RASの結成にまつわるエピソードを何度も何度も繰り返す描き出すことによって、キャラ無しのバックバンドからスタートした演者とキャラクターが一つになっていく過程が見れたのは、他のコンテンツでは見たことのない面白いものが見れたなと。あとチュチュが好きなんですよね、自分だけの世界を抗って闘ってる感じ。そしてそれが5人の闘いになるストーリーが良かった。

ERA【Blu-ray付生産限定盤】

ERA【Blu-ray付生産限定盤】

  • アーティスト:RAISE A SUILEN
  • 発売日: 2020/08/19
  • メディア: CD
 

そしてそれを受けてのライブ、まさにバンドリというコンテンツの1バンドとしてのRASが確立されたパフォーマンスだったと思います。来年は生で見たい。

 

リングフィットアドベンチャー

リングフィット アドベンチャー -Switch

リングフィット アドベンチャー -Switch

  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Video Game
 

 今までの人生で、筋トレも運動も何一つ続いたことがなかった人間が、2月の購入から今までほぼ毎日、毎日20分程度ですが続いているというのが、もうありえないことであり、このゲームの圧倒的価値です。なんであれ続かなければ意味がないのだから、これはもうゲーミフィケーションの勝利。ありがとう任天堂、これがなかったらリモートワークの日々は致命的な運動不足に陥っていたに違いない。

 

新日本プロレス

大多数のスポーツイベントもいったん動きを止めた1年でしたが、だからこそスポーツを見られることがどれだけ楽しみになっていたのかを再開された野球やF1を見ながら思ったし、そういう苦境だからこそ、その状況すら物語に取り込んで続いていくのがプロレスであるんだよなと思います。開催できなかった期間、声を出せない状況でも対策を万全にして続けた有観客興行、来日できない外国人選手も多い中でも展開された数々の闘いを新日本プロレスワールドの配信で見れたことが、救いになっていた部分はすごく多かったなあと思います。

試合の方はタイチが本当にプロレスの上手いヘビー級レスラーになったなあという感じで好き。ザックとのタッグも良き。来年はいまだに何なんだかよくわからないTHE EMPIREの動きと、IWGPヘビーチャンピオンとしての飯伏の姿が見られることを期待しています。

あと、毎週30分のテレビ放送が始まったので女子プロレスのスターダムも見始めたのですが、これが結構面白いです。ジュリアvs中野たむ、情念の闘いっていう感じで凄まじかった。

 

音楽

今年の1曲なら「リテラチュア」だし、今年の1枚なら「Empathy」というくらい、上田麗奈のアーティスト活動が印象的でした。声優が音楽活動をすることに、すべての曲を演技として表現するという一つの答えを聞かせてくれる楽曲たち、素敵でした。

Empathy

Empathy

  • アーティスト:上田麗奈
  • 発売日: 2020/03/18
  • メディア: CD
 

 

今年は大橋彩香の「WINGS」、ナナヲアカリの「七転七起」と好きなアーティストの成長と変化を感じられる新アルバムが出たことも嬉しかったです。ナナヲアカリの「Higer's High」なんて、ダメ天使からこんな覚悟と決意の曲が出てくるなんて思わないじゃないですか。ああなるほど、ああいうところからスタートした人たちが、こうなっていくのかという面白さ。

SUPER BEAVERにハマったのも今年。JAPAN JAMが中止になったときに配信された過去ライブ映像で見て惹かれて、メジャー再デビューの波に乗ったという感じ。活動も長く、酸いも甘いも味わった上で、それでもこのストレートなメッセージを衒いもなく放てるというのは、すごい強さで、だからこその輝きがあると感じます。本当に「ハイライト」がめちゃめちゃ良い曲で。

あと岸田教団&The明星ロケッツの「nameless story」がとある科学の超電磁砲のEDだったのですが、もう本当に食蜂操祈の曲でしかなくて、アニメを見たあとにフルで聞くと泣きそうになるのは、まさにアニソンの強さだったなと。

それからキャラソンではMashumairesh!!の「キミのラプソディー」がこの言葉、この真っ直ぐさという感じで良かった。設定上の作詞がマシマヒメコでこの歌詞はあかんでしょっていう。

ストレイライトの「Hide & Attack」もこのキャラクターだからこそのこの言葉、この曲調というのが良き楽曲でした。冬優子にサビでソロを取らせるのそこ! って。シャニマスは「Dye the sky.」も力と覚悟を感じて良かった。アイマスだとシンデレラの「Brand new! 」がまさしく新時代を感じさせるメンバーと曲になっていて素晴らしかったです。

あとは電音部の黒鉄たまいただきバベル」があまりにも趣味にストライクで最高でした。女性声優のラップだとヒプマイの「Femme Fatale」もReolの曲をドスの利いた声で歌いこなす小林ゆうに痺れました。

 

アニメ

いや、「ハイキュー!!」めちゃくちゃ面白いですね。すごい、試合して無くても面白いし、試合してるともう最高に面白い。これ以上はないじゃないって感じだったのに、原作読者に次の音駒戦はもっと凄いと聞いたので、早く次のクールを作ってくれと願うばかりです。

イエスタデイをうたって」は冬目景の原作が大好きなので、まさか今になって、しかもこんなクオリティでアニメ化されるなんて感無量でした。ハルが素晴らしく可愛かった。

原作ファンとしてという意味では「虚構推理」もおひいさまがおひいさまをしていて良かった。二期も楽しみ。そして「安達としまむら」もまさかのこのタイミングで、しかもあんな地の文メインの繊細な関係性の表現で成立した百合ものをと思ったのですが、モノローグとイメージ映像で素晴らしいアニメ化されていて大変に良かったです。伊藤美来しまむら、最高の演技だったと思います。2期をくれ。あの電話の流れが見たいんじゃ。

魔女の旅々」は硬軟織り交ぜたクソみたいな話というか、本当に糞みたいな話……っていうシリアスと、馬鹿話のコンビネーションが楽しいアニメ。イレイナさんが本当に良い性格していて好きでした。下品と可愛いは両立すると証明した「おちこぼれフルーツタルト」の、やらしくならないギリギリのラインをちょっと踏み越えたところでバランスを取り続ける感じも面白かったです。

あと「とある科学の超電磁砲T」は高値安定で、食蜂操祈が好きなので本当にもう大変良かったです。泣いた。アストラル・バディのアニメ化も頼む。

それから「ID : INVADED」、舞城作品がまさしく舞城作品としてアニメ化されているの、凄いなこれって思いました。ツダケンの演技もとても良かった。

映画では、「メイドインアビス-深き魂の黎明- 」が本当に度し難い話が完璧に映像化されていて、こう、なんだ。プルシュカ……。「Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring song.」はなるほどこうなるのかっていう。桜、好きです。そしてEDで流れる「春はゆく」が沁みる。梶浦由記の音楽繋がりでは「鬼滅の刃 無限列車編」もあの話の後に流れ始める「炎」がヤバすぎました。レコード大賞、おめでとうございます。