F1ハンガリーGP予選&GP2ハンガリーGP&F1東京GP構想?

レース以外のところで話題騒然のハンガリーGP。
何はともあれアロンソがハミルトンのアタックを妨害したという大問題。傍目に見てあれがわざとならマズいだろうとは思っていましたが、案の定かなり問題となっています。
レーススチュワードによる「ハンガリーGP予選での処分」決定全文 : F1通信
ということでスチュワードによる処分自体はアロンソの5グリッド降格(PP→6位)とマクラーレンのチャンピオンシップポイント剥奪(コンストラクターズのみ?)ということで落ち着き、チームとアロンソ側の非とするもの。妥当な判断だと思いますが、ここで面白いのはマクラーレン内の確執が予想外の方向に進みそうなこと。普通に考えたら、指示を出したアロンソのエンジニアに非があって、アロンソ陣営はチーム内でより孤立、ハミルトン&首脳陣との確執も進み今季限りでの離脱、というストーリーが思いつくのですが、どうもロン・デニスはハミルトンにも怒っている模様なのです。
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ハミルトンがチームの指示を守ってアロンソを先に行かせなかったところからすべては始まったという話。アロンソをかばって事態の収拾を狙ったのか、ハミルトンを本気で批判してるのか読めませんが、マクラーレンのチームメイト間の確執は深まりそう。チャンピオンシップを争う二人の骨肉の争い、しかもチームがマクラーレンというと、どうしても思い出すのがセナプロ時代ですが、マクラーレンはあの事態ををもう一度繰り返してしまうのでしょうか?


そんな感じの予選でしたが、一応PPはアロンソ(6位降格)。2位にハミルトンでマクラーレンの1-2。フェラーリの方が、ライコネン4位、マッサに至ってはQ2脱落と全くふるわなかっただけに、ここで一気にコンストラクターズを決めるチャンスではあったのですが……。
そして3位におそらく3ストップを狙いにきたBMWハイドフェルド。そして今回好調だったのがトヨタ勢で、ロズベルグ5位、ラルフ6位、トゥルーリ9位、ブルツ13位とかなり上位につけました。決勝では思うような結果が出ていないこれまでですが、今回こそはいけるかも。
後ろの方では、今戦からスピードに代わってトロロッソを駆るベッテルアルバースに代わってスパイカーを駆る左近がともに苦戦。シーズン途中からの参戦の難しさを感じさせています。
レースは、まぁ、10中8,9でハミルトンでしょう。


で、話は明るい方に転じてGP2について。
ここまで4戦連続表彰台と好調の中嶋一貴がまたも魅せてくれたようです。
GP2:Rd.7ハンガロリンク 第1レース結果: FMotorsports Kaigai
これまでの3位から一つ上がっての自己最高位2位表彰台。これで5戦連続表彰台を獲得して、チャンピオンシップも4位に浮上しました。ここ最近の好調さは素晴らしいものがあります。これで今シーズン以内に優勝して、チャンピオンシップでも3位以内に入れば、まさかの来年のウィリアムズのシートが見えてくるかもしれません!


あと、バーニーがまたこんなことを。
http://www.sponichi.co.jp/car/flash/KFullFlash20070804029.html
東京市街地コースでのF1を示唆。騒音に公害と問題は尽きませんが、経済効果は確実ですし、可能性がないわけではないか。石原慎太郎が知事の間に話をまとめるのがカギな気がします。
場所はおそらくフジテレビが噛んでいるのでお台場。都心への影響を最小限に食い止める意味でも、あの場所しかないでしょうし。鈴鹿ですら3日で16万集めるイベントを東京でやったらどうなってしまうのかは、ちょっと予測のつかないところではありますけど。まぁ、コミケが40万人集めてるんだからきっと大丈夫……?
何らかのものを引き出すためのエクレストンのカマかけかもしれませんし、真相は闇の中ですが、日本のF1ファンとしては夢と妄想の広がる話ではあります。だって鈴鹿も富士も遠いんだよ!!