MADLAX 第26話 「欠片 -pupil-」

昨日見た段階ではさっぱりだったので、落ち着いて見直してみました。
一応ストーリーについて考えてみたところを。的外れかもしれませんが。テーマは「歪んだ世界でも生きていくしかない」と「存在するとは誰かに想われてるということである」だったような気がします。そう考えると理解の大分上をいっていた最終回もある程度筋が通るので。マドラックスはマーガレットの暗部であるので、歪みそのものなのですが、純粋なためにそれを悲しむ。そういう意味で「優しい人殺し」。マーガレットのほうは暗部を切り離しているので歪んでないのですが、悪意でフライデーを殺すという行為で、マドラックスに対して歪み自体の証明をする。そういう意味でのマドラックスへの贖罪。フライデーは純粋さを求めるあまりに、歪みをなくそうとした者。純粋さという意味でマドラックスと同類。で、結局マーガレットは歪んでいる世界で生きていくことを選んだと。マドラックスレティシアがその後の世界に存在するのはよくわからないんですが、まぁ後者のテーマかな。マドラックスはリメルダさんとエージェント課業再開するし、レティシアはマーガレットの妹になっちゃうし。この辺は、資質なきものにはきっとわからないのでしょう。本の謎なんかはすべてスルー。物語上設定は必要でも証明は必要ないようなものだったので、気になりませんでしたが。
とにかく、面白いアニメでした。前半はグダグダでしたが、後半加速ついてからはやたらと面白かったです。なんにしろ様式美の問題。問題はいかに魅せるかで話の細部はオマケに過ぎなかったのでしょう。ヤンマーニもドレスもポーズも様式美のため。ホントに音楽と映像と台詞回しと謎めいたストーリーはステキでした。細かい部分でもうちょっとと思うこともありますが、その辺はテレビアニメですし、しょうがないか。
とりあえず、明日はパスタにしよう。うん、パスタ。