
- 作者: 杉井光,ゆでそば
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2008/10/20
- メディア: 文庫
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- 作者: 杉井光,ゆでそば
- 出版社/メーカー: 一迅社
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そんな訳でそろそろキリスト教徒に叱られそうなさくらファミリア。精霊に大天使に教皇に御子に地獄に天界と大盤振る舞いな勢いでキリスト教要素を持ちだしながら、どいつもこいつもルーシー(幼女)大好きなロリコンばかりだったり、教皇が最低なヒモ野郎だったりとダメ具合がフルスロットル。聖書の知識やキリスト教絡みの問題はしっかり踏まえて、それをさも自然にダメな方向に曲解するという剛腕ぶりが凄いです。そして最終的に神よりも金だよねというところに落ちる辺りが大変危険。
そしてこの作品のさらに恐ろしいところは、キャラクターが変態だとかシチュエーションが変態だとかそういう問題ではなく、もっと根源的にそれを生み出す作品のノリが変態だと言うところにあるのだと思います。何処までもダメなキャラクターたちの、下ネタメタネタ上等でやっぱりダメな掛け合い漫才が一度ツボに入ると抜けだせない感じ。
設定的には完全に祐太のハーレムラブコメなのですが、そこで祐太が苦労する主夫ポジションだったり、いざというときはやる家長だったりして見せるので、その辺りが嫌味にならない絶妙なポジションで巧くて、でもちょっとずるい感じです。祐太の周りから散々弄られている時の可愛さと、家族のピンチに見せるカッコ良さは、展開でマニアックな人気が出るのも納得……かも。そしてエリとの関係は非常にニヤニヤさせてくれます。
ストーリー的には、どんなに脱線しても家族愛という軸がぶれないので安心して読める感じ。ただ、展開のやっつけ感が後半に行くほど目立ってきて、ちょっとグダグダに感じる部分も。段々と胸やけしてくるギャグ部分のくどさもあるので、時々読むと非常に面白いのですが、まとめて読むのにはあまり向かない作品なのかもしれないと思いました。