10-12-20

昨日はリスアニライブのNIGHT STAGEを見に東京国際フォーラムへ。
リスアニという雑誌は、アニメのサブジャンルじゃなくて音楽の1ジャンルとしてアニソンを語ろうとしているような雑誌なのですが、ライブも音楽としてのアニソンというスタンスが貫かれたものになっていて良かったです。生バンドへのこだわりや選曲にもどこか信念を感じるイベント。「私たちは今これが一番面白いと思っているんだ」という作り手の熱意が感じられるものは何であれ素敵だと思います。
ガルデモの「Little Braver」が聴けて嬉しかったり、黒崎真音はやっぱり歌がうまいと思ったり、Kalafinaの「Magia」がまた聴けたり。Kalafinaはこの日やたらとハイテンションで、Hikaruが突然ジャンプしたり、MCコーナーでいつにもましてフリーダムだったりと面白かったです。この人たち、大ボケ、小ボケ、放置する人の3人組だと思うのですが、その辺を吉田アナが上手く掴んでトークをしていてさすがプロだなと思ったり。端々に見えるアニソンへの思いも含めて、吉田アナの司会はとても良かったと思います。
とまぁ色々ありましたが、今回はとにもかくにも高垣彩陽の「キグルミ惑星」が生で聴けたこと! キャラクターソングをやりますといった時にまさかと思いましたが、本当にこれを生で聴けるとは……。はなまる幼稚園の柊の声で歌い、喋り、そして突然始まるオペラ歌唱。さらに楽曲は変拍子バリバリなプログレという、アニソンでしかありえない、高垣彩陽にしか歌えないある意味すごい曲です。惜しむらくは間奏が削られていたことですが、キャラ声であの声量、あの安定感は凄まじい物がありました。この人は普通のポップスを歌うよりも、こういう誰も真似できない歌をもっと歌ってほしいなと思います。そしてそのあとの「You Raise Me Up」もまた良かったです。曲が始まるとサイリウムを一斉に下げて聴いてた観客席も素晴らしかったです。
そんな感じに非常に満足度の高いイベントでした。今年はアニサマANIMAX MUSIX、リスアニライブとアニソン系の大きなイベントに行きましたが、三者三様の面白さがありました。やっぱり今アニソンのシーンは凄く面白いと思いますし、こういうイベントが幾つかあることは良いことだと思うので、それぞれがそれぞれの特徴を保ちながら、来年以降も続いていってほしいなと感じます。