コードギアス 反逆のルルーシュ

いや本当に面白い。これとKanonで今クールは闘える。
ルルーシュが軽く暴走して、黒の騎士団とか言うなんともいえない軍勢を作り上げる回。発想がどうもデスノートのライトにかぶってかぶって仕方がありません。「正義の味方だ!」から最後の演説の内容とか、「新世界の神となる」と言ってるのとレベルが一緒な気が。しかし、ゼロの最後の演説は皇帝の演説とコントラストを成していて面白かったです。強者と弱者についての考え方の違いは明確に出ているものの、ゼロの方で例外として自分達が強い力を持つことは前提になってるあたり、結局のところ独裁的という意味では似たようなことを言ってる気もします。
イレブンを悲劇の民に仕立てないで、テロ集団はテロ集団だという視点で描いているのはバランス感覚がいいなぁと思いました。勧善懲悪じゃ無い分だけこの先の舵取りは難しくなるのでしょうけど。
まぁそういうイデオロギー的な部分はどこまで突っ込んでくるかわからないので置いておいても、キャラクターがそれぞれきちんと動いていて奥行きがあるのでなかなか楽しみどころは多いです。スザクにべったりとなったセシルさんとかいまいちつかめないロイドとか。スザクは相変わらず真っ向勝負でいかにも主人公らしいことをやっているなぁという印象。この3人組はなんだか見ていて面白いです。あとコーネリアのユーフェミア溺愛っぷりが分かったことで、この先の弱みになりそうです。