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オリンライジング! 3 / 広沢サカキ・風華チルヲ

「それでも会場は沸いたわよ。私たちはこの上なく大満足よ」

完結、ということでオリンちゃんの生き様はしっかりこの眼に刻ませていただきました。
壁にぶち当たって、自分の力の無さに奥歯を噛み締め、失敗して喧嘩して無様に地に伏して、それでも尚立ち上がる。自分自身のキャラクターも境遇も他のアイドルたちとの関係も、どんな感情だって残さず掛札にしてステージに立つ。茶番で結構、全てはお客を楽しませ、自分自身が最高に楽しむために。エンターテイナーとしてのハセガワ・オリンのスタンスと覚悟を見せつけてくれるような、モモとのタッグでのツインズヒール戦。荒っぽい作品だと思いますし、原作とはだいぶ違う話になっているのですが、でもこれがオリンの物語なんだという熱さと説得力のある一冊でした。そしてライバルたるモモがオリンに対してはなった言葉にもアイドルとしての挟持と覚悟が見えてまた。