To LOVEる ―とらぶる― 11巻 / 長谷見沙貴・矢吹健太朗

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)

ラブ方面にいよいよ動きが?
ララがリトへの気持ちを形のあるものとし始めて、リトがララと真っ直ぐ向き合うことを決意する。それに対して春菜はどうするのか、そしてリトへの想いを自覚し始めた唯はどうするのかという感じで次の巻へ。思いのほかきっちりとラブコメしていて、ちょっとびっくり。お色気描写ばかりが話題になりがちな作品ですが、基本がしっかりしているからそういう部分が活きるのだなと思います。
そんな部分もありつつ、相変わらずお色気ラブコメ方面も絶好調。少年たちのドキドキのツボを突くシチュエーションと相変わらず可愛い絵はさすがな感じ。キャラクターもきちんと立っているので、ドタバタネタにも安心感があります。楽しかった、可愛かった以外に何の言葉も必要が無い辺りが、こういう作品としては逆に完成度の高い所なんじゃないかと。
そして、相変わらずヤミが可愛かったです。美柑との友情関係になんだかニヤニヤ。トラブル92の扉絵なんて素晴らしいと思うのです。