2004私的まとめ

去年はほとんど本を読まなかったんですが、今年後半から読み出しました。マンガでこれは読みたいっていうものの新規開拓が出来なくなってきて、横を見たらラノベがあって、もうちょい向こうにファウスト系があった感じです。そんな訳で今年読んだ29冊から4冊選んでみました。基準は私の好みで適当コメントと共に。って何回目だ。


クビシメロマンチスト / 西尾維新
全編通して諦観と空虚と悪趣味。正しくないって思いながら引き込まれる感覚。なかなか衝撃的な小説でした。


ヒトクイマジカル / 西尾維新
もいっちょ戯言シリーズ。殺人発生以降のいーちゃんの心理の揺れっぷりの描写がすごかったです。「いーちゃんは変わらないね」玖渚は言う。の所の友のセリフがすごく好き。


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない / 桜庭一樹
夢も希望も救いも無いライトノベル。むしろライトノベルという砂糖菓子を砕くライトノベル。最初に提示されるバッドエンドへ落ちていくだけなんですが、なんか衝撃的。突き刺さるものが。推定少女も似たような感じですけど、こっちほど露骨ではないです。戦場へ。


涼宮ハルヒの消失 / 谷川流
確かに面白いけどなぁと思って読んでたハルヒシリーズでびっくりした巻。キョンがいいです。加速する一人称の文章に引き込まれます。