劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ / 跡部からの贈り物

劇場版 テニスの王子様 二人のサムライ [DVD]

劇場版 テニスの王子様 跡部からの贈り物 ~君に捧げるテニプリ祭~ [DVD]

噂はかねがね伺っておりましたが、まさかこれほどのものでしたとは。
抱腹絶倒。笑いが止まりません。いったいどうやったらこんな面白い映画ができるんでしょう。これはすごい。
二人のサムライは、豪華客船に招待された青学一同が、その客船の持ち主桜吹雪に脅迫され八百長試合をやらされそうになったところを、何とか乗り切ってハッピーエンドという話と、リョーマの兄と名乗るリョーガとリョーマの子供時代からの因縁の決着を巡るもので、別に変わったストーリーではなく、普通にキャラを活かした劇場用アニメらしいものなのですが、とんでもないのはテニスの部分。
ボールが燃えるとか、炎のオーラを纏うとかはまだ序の口。打ったボールがエネルギー波のようなものになって、選手自体を吹き飛ばしてもまだまだ幕下にも及びません。オーラは出て当たり前、竜巻は起こるは、火は付くはもう大変。手塚ゾーンでは地球を飛び出し、ボールが小惑星となって地球に襲来、大爆発を起こして、逃げ惑う恐竜を絶滅に追い込み勝利を収めます。しかしそれでもまだまだ幕内レベル。リョーマvsリョーガでは炎を発するリョーマと大波を呼びこんだリョーガのエネルギーがぶつかり合い、爆発が多発し、水中テニスから、空へと舞い上がり、コートを飛び越えて空中でのバトルへ移り、服は破け、何かもうなんだかわからないショットでリョーガが吹き飛んでゲームセット。
文字に直したらキチガイじみてますが、実際そういう映像を見せられたのだから仕方がありません。もう笑うしかない。笑いが止まらない。腹筋が痛くなりました。テニスはここまで来たか！
跡部からの贈り物はファン向けというか、完全に大きなお姉さん向けの作り。オールキャストでキャラへの知識が前提となっている部分は大きいですが、潔さが逆にすがすがしいし、割と楽しく見られます。そしてラストがまた超展開。とっ、飛んだ→地面に文字のコンボは強力すぎました。さすがアホ部様！！ 素敵すぎます！！
いやぁ、テニプリすごいわ。