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魔法少女まどか☆マギカ 魔獣編 2 / Magica Quartet・ハノカゲ

魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編] (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

前後編と新編の間をつなぐ「魔獣編」ということで、まどかが変えた世界、つまり魔獣のいる世界がどんなところであったかを描くと同時に、これはほむらがどうして新編の状況に追い込まれていったかを描く物語だということは最初から分かっていて。
いやしかしそれにしたってこういう追い詰め方をしてくるのかと思いました。ほむらだけが「鹿目まどか」が存在したことを知っている。ほむらだけが魔獣のいる世界の魔法少女たちとそもそもの成り立ちが違う。そして、ほむらがこの世界で手にした力は記憶を操作する魔法。
自分自身の記憶への疑いがまどかという信じるものの確からしさを奪い、それでも誰も存在すら信じないまどかを救うことに縋り続けるしかない。そこに人の記憶から人間の形を見せる魔獣が現れて、それはほむらの前で「まどか」の姿を取る。それが嘘だということも、「まどか」の言葉が自分に都合の良いものだと分かっていても、彼女は救いを求めてしまった。
あの新編に向かってほむらが何を経験して、どう変わっていったのか。それを考えるととても納得できる物語ではあるのですが、それにしてもえぐい展開だと感じる一冊でした。次が最終巻になる3巻、あのスタートラインにどのように着地するか期待しています。