ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン

いやはや、CGがすごい。とにかくすごい。動きまくりです。
そんな感じでCG動かす技術ならハリウッドには負けねーぞという意気込みを感じました。映画の時には実写に近いものを作ろうという意図を感じたのですが、これは完全にゲームの延長線上のものを作ろうというもののようで、男女ともありえない美形のオンパレードで、ありえないカメラアングルによるありえないハイスピードバトルアクションが展開される様は、まさにCGアニメの名を冠するにふさわしいのではないかと思います。現実感は完全になくて、なんと言うか全体的に重さが感じられないのが気になったのですが、そこはまぁそういうものだと。それとキャラクターの体温が全く感じられません。あと、色合いがくすんでる感じが気になってしょうがないのですが、鮮やかな色をわざと使わなかったようなので好みの問題なのかと思います。
ストーリーはFF7をさっぱり覚えてない人間にはかなり辛かったですが、それでも十分に見れるものでした。独自の用語をバシバシだすわりに解説が少ないので苦しいのですが、クラウドが自信を取り戻す物語としてみればよくまとまってるなと。キャラはタークスの二人が良いです。あとティファもよかったし、セフィロスはさすがの存在感とキャラクターの魅力は十分。バトルのスピードは目で追うのが大変なほどですが、これはCGじゃないとできないと思わせるものでした。
全体的な雰囲気は好みでは無いのですが、それでも画面に目が釘付けな100分。これは売れるなぁと思いました。
満足度:A-