F1バーレーンGP 決勝

今年のF1は面白い! と思いました。
コース上でのサイドバイサイドの争いから、ピット作戦の妙まで全部詰め込んだ開幕戦。なかなかいいレースを見せていただきました。
やはり注目点は新旧チャンピオンの直接対決。逃げるミハエルをアロンソが捉えたわけですが、二回目のピット後は本当にギリギリ。ルノーの決断次第ではどうなったかわからない僅差の勝負でした。
さらにモントーヤvsバトンや後半新人のファステストラップという偉業を成し遂げて猛追を見せた大型新人ニコ・ロズベルグなど見所がたくさんあるレースでした。特にロズベルグはすごい。後半の怒涛の追い上げでクルサードクリエンとかわして7位に入ったのは正直予想以上の走りでした。あとは最後尾から1ストップ作戦敢行で3位に来たライコネンはさすが。


開幕戦から見えた今年の争いはまさしく下馬評どおりのTOP4のエースの直接対決といった趣。ルノーアロンソは安定したペースにきっちりしたレース運びとチャンピオンらしさを発揮。フェラーリのミハエルは良いマシンを得て今年はかなり闘えそう。マクラーレンライコネンはトラブルさえなければ勝てるポテンシャルがあることを誇示。ホンダのバトンはややレースペースが落ちる気もしましたが、まだ他のサーキットではどうなるか分かりません。
役者は揃いました。今年のF1はこの4人に注目です。


逆にそのセカンドドライバーと言ってはなんですが、チームメート達が苦しそうです。彼らがどこまで来るかがコンストラクターズの行方を左右するので、そこにも注目したいところです。
その他のチームの注目株はウィリアムズ。レース中盤から後半の驚異的なペースは本物かもしれません。ロズベルグという大型ルーキーと共に今後も要注目のチームです。
スーパーアグリはとりあえず完走したことにおめでとうと言いたいです。本当に苦しいでしょうが、少しずつ着実に進歩していってくれたらと思います。琢磨は伸び伸びやれてるみたいで、そこは何となく嬉しいのですが、いかんせん競争力が……。


レギュレーション的にはタイヤ交換の復活はなんだかんだでワクワクします。戦略的にはニュータイヤのプラスと、燃料が軽くなったことのプラスが相殺されて、ピットを引っ張った場合のメリットがややなくなったかもしれません。


来週はマレーシアGP。久しぶりにこんなにワクワクできるシーズンです。本当に楽しみ。