N・H・Kにようこそ!

最終回。原作に基本的に準拠。山崎と佐藤の作ったゲームとのリンクがない分ちょっと弱いかなとも思いますけど。
原作読んだときも感じましたが、みっともなくてバカで弱くてどうしようもなくて惨めで哀れで、でもこの話にはこれしかないという結末だと思います。岬のシーン、言ってることもやってることも空虚なのに、こんなに切実なのはなんででしょうか。結局岬ちゃんを死なせないために自分が死のうとする佐藤君の阿呆さも、そもそも死ににくる岬ちゃんの阿呆さも、それでも尚痛切です。
結局何一つ解決してなんかいなくても、二人で寄り添うことで人はどうにかして生きていけるというラストは大好き。相互依存的なダメダメな関係でも、ようやく見つけた一つの回答だと思うのです。
アニメ版は最初は面白かったものの途中でいたたまれなくなって中盤を盛大にすっ飛ばしましたけど、原作が大好きなだけにラストは良かったです。DVDになったらちょっと気になるかも。