AIR vol.4,5

AIR 4 初回限定版 [DVD]

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AIR 5 通常版 [DVD]

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7話で突然観鈴周りの話が進んで、ぶっ飛んだ展開になんだこりゃと思っていたのですが、その後の1000年前の話、そして第三者視点で今までを描きなおす10話で納得。こういう構成だったのかと感心しました。
友達ができそうになるとどうのとか、一緒にいると死ぬだとか、挙句の果てに往人さん消えちゃったとか、コミックである程度知っていたとはいえあまりの展開に空いた口がふさがらなかったのですが、過去にこういう話があることを踏まえた設定だったのか。ただ、翼人の設定だとか、その魂を継いだこととかけられた呪いがどうしてこういう症状としてあらわれるのかとかは、何でだかよく分からない感じではありますが。
そのSUMMER編は、2話しかないということでかなりダイジェストだったのですが、今までの話よりむしろ面白いのではないかと思いました。囚われのお姫様と救い出す従者というベタな構図が上手く機能しているように思います。裏葉の感情だけは追えなかったのですが、それは尺の問題でもあるのか。そして神奈がえらい可愛かったです。
そして現代に戻ってきてなぜかカラスと化した往人視点でもう一度今までを振り返る話。往人視点では分からなかったことが色々繋がって、観鈴と晴子の行動原理が明らかになっただけでも物語への没入度が大分変わってきます。いきなり旅の男を家に連れ込んだことにもちゃんとした理由が!
しかしこの第三者視点は、むしろこの物語はそもそもからこの視点であるべきだったのではないかという感じも。往人の視点が語ることの足りない不自然なもののように感じました。
あとこの話は恋愛話というか擬似家族の物語な気がするのですが、それはまぁ見終わったら考えよう。