F1 プレビュー:ウィリアムズ・トヨタ

不振を極めた昨年から一転、好材料が集まっているのがウィリアムズ。まず、パワー不足が囁かれていたコスワースから、トヨタエンジンへ。そしてAT&Tレノボといったスポンサーも獲得して、資金面も安定しそう。ただ、それでもいきなりの上位への進出は難しいか。地力のあるチームですし、ここは体勢を立て直す一年になりそうです。
ニューマシンFW29はなかなかの速さを見せ順調そうな仕上がり。ドライバーは久しぶりにレースドライバーに復帰のブルツと二年目で真価の問われるロズベルグブルツは安定感はあった記憶がありますが、そこまで早いドライバーだったと言う記憶も無いのがなんとも。ロズベルグの方は、意外と期待はずれっぽい感じを漂わせてしまった昨年後半戦の失地回復がなるか。将来に関わるだけに踏ん張りどころです。
そして日本人的に注目はテストドライバーとなった中島一貴トヨタのプッシュがあったのはもちろんでしょうが、首脳陣の覚えもめでたいようで上手くいけば近いうちにレギュラーが見えてくるかも。テストタイムではまだまだレギュラーの二人に及ばない状態なので、チャンスを与えられるであろう金曜テストなどで結果を出したいところです。