- 作者: 桂明日香
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: コミック
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簡単に言えば新キャラクターの守時さんが御手洗争奪レースに参入、鐘成さん大ピンチ! みたいな内容なのですが、いやもうどうしてこんなに破壊力が高いのか。
作者があとがきで深く考えないように描いていると言っていて、ホール長の超人具合とか守時さんの設定とかファンタジーな要素を多分に入れているのですが、それでもやっぱりどこか生っぽさが残っているのがこのマンガの魅力なのかなと思います。
ファミレスバイト内の人間関係の線引きの仕方とか、キャラクターがちらっと見せる内面とかが時々妙にリアルという。萌のこういうめんどくさい子いるよね感とか、鐘成さんのツンデレをこじらせすぎて逆にイラっとくるよね感とかその他諸々。でも、逆にそういった部分があるからこそのラブコメ部分の破壊力でもあったり。
そしてこの巻は守時さんが可愛いったら。世間知らずで素直で頑張り屋で外見も可愛いとか、何そのズルいスペック。しかも病弱だったりとか卑怯すぎる……。そしてその影で凹む鐘成さんの気持ちを知った守時さんが、御手洗と鐘成さんをくっつけようとするけどあれ? みたいな縁日話が素晴らしかったです。というか御手洗は鈍感過ぎてそろそろ死ねばいい。
そして他方面では王里と舞の絶妙な関係性がニヤニヤもの。舞の「理屈では分かってるんだけどなぁ……」にやられました。確かにその条件は厳しい……。