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がっこうぐらし! 6 / 海法紀光(ニトロプラス)・千葉サドル

感想 ☆☆☆☆ マンガ

大学編開始、というか大学に向かう1冊なのですが、なにやらどんどん状況が悪くなっていませんかねこれ……っていう。
それなりに衣食住が保障されていた高校に居られなくなって、それでゾンビだらけの街を次の居場所を求めて進んでいくって言うだけでもう相当厳しい状況を、冒険/サバイバルのワクワク感みたいなもので何とか覆い隠すように努めて明るく。でも、「部活」「高校生活」という分かりやすいモチーフを失ったそれがどこまで持つか、みたいな危うさ。それを支えるのは変わらずゆきの存在ではあるものの、彼女はたぶんもう状況をほぼほぼ理解して行動していて、彼女がしっかりするというのは、同時に彼女たち全体にかけられていた魔法が解けていくかのようにも見えます。
そして、明らかに治りきっていない事が分かるくるみの体調のこと。ずっとぎりぎりだったりーさんの心がいよいよ限界にきていること。何より、彼女たちはもう寝食の保証すらない状態にあるということ。そんな中でりーさんが助けた子供なのですが、ゆきを妹扱いすることで妹を助けられなかった自分を騙していたと懺悔した人が、返す刀で助けた子供に妹の名前をつけてしまうのはもうどう考えてもキてるんじゃないかと……。そしてそれ以上に、この環境でたった一人で普通の子供が生き延びられたはずがないのでは無いかという不安要素。
フラグが積み重なりすぎてもう本当にやめてくださいと思いつつ、まだ救いを求めて私は7巻を手に取るのでしょう。でもこれ、本当にもうダメなような……。