- 作者: 高野真之
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
- 発売日: 2005/02
- メディア: コミック
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基本線は吸血鬼の少女ミサキとその保護者的な男性クロエの交流が描かれてます。恋人同士というよりは、むしろ父娘的な関係を眺めてニヤニヤするもの。一途にクロエが好きなミサキはむやみに可愛く、クロエは優しくて強くてミサキを大事にするという、まるで絵に描いたような親子関係。まぁ、絵に描いてあるのですが。ミサキが吸血鬼である設定やクロエの特殊な能力、過去話に殺人事件に怪しげな博士とシリアス方向に持ってく要素は十分にあるし実際に持ってくのかもしれないですが、基本的にはそういう方向だと思います。
雰囲気的にはすっきりしてるというか、やや無機質というか、似てる感じとしてはガンスリみたいな感じ。ちょっとクールでこじゃれた感をだして、記号的なものを包み隠してるような感じですが、これはちょっとあざとさが見えすぎてるかも。もう少し自然に話が回ると良い感じになってくるような気がします。
それでもクロエとミサキの関係性やこの雰囲気が好みならかなり強烈に惹かれそうなマンガではあります。なんだかんだ言ってもミサキは可愛いし、クロエは頼りになりそうだし。
満足度:B-