がじえっと 3巻 / 衛藤ヒロユキ

がじぇっと 3 (3)

がじぇっと 3 (3)

がじえっと最終巻。
なんか色々描こうとしたような感じは受けるのですが、いまいち何がいいたいのかわからない終わり方でした。キャラが増えて話がだいぶごちゃついた上で最後がすごい駆け足だったのが原因かな。基本は中学生の瑞々しい恋と、ビビリアンと呼ばれる不可思議な機械の話で、一巻とかは主人公とヒロインがメインだったので分かりやすかったのですが。まぁ、グルグルよりはだいぶまとまった話でしたが。
相変わらず雰囲気やセンスは独特。ビビリアンのデザインも、理不尽で不思議なファンタジー感も、話自体も。グルグルのアラハビカ編からファンタジーを抜き取って中学生の話にしたらこんな感じかもしれません。もっとグッと瑞々しい感じではありますが。そして、この不思議感覚は素敵すぎます。
なんだかんだ言ってこの人の描くものは独特なものがあって、そのセンスが結構好きなので、またどこかで何かの連載持って欲しいかなと思います。
満足度:B-