F1 ヨーロッパGP決勝

ミハエルはやっぱり強かった。
引退騒ぎなんか封じ込めるような完璧な強さ。新旧チャンピオン対決は二戦連続でミハエルに軍配が上がりました。ここでルノーからフェラーリに流れが移るか。
レースはアロンソとミハエルの完全なマッチレース。PPから逃げるアロンソを追うミハエル。一回目のピットでは、先に入ったアロンソがアウトラップで意地を見せて押さえ込みましたが、二回目のピットではアロンソがピットに入ったとたんのあまりに強烈なペースアップでミハエルが逆転しました。ここで!というところでしっかりペースをあげられるのがこの人の強さで、チャンピオンとその他のドライバーの差で、今のチームメイトであるマッサとの差でもあるのでしょう。まだまだ衰えちゃいないというところを見せて、来週はスペインGP。アロンソが母国で流れを引き戻すか、はたまたミハエルがさらにアロンソとの差を詰めるか、またはマクラーレンやホンダの躍進はあるか、興味は尽きません。
3位以下はマッサがライコネンを抑えて表彰台へ。フェラーリは1-3。その後ろは大きく差が開きましたが、なかなか激しく争っていました。サバイバルレースで勝ち残ったのはバリチェロフィジケラロズベルグ、そしてビルヌーブビルヌーブが中々がんばっています。ハイドフェルドより今のところ好成績を収めて、元チャンピオンの意地を示している感じ。来期のシート争いも楽しみ。ロズベルグは異様に長いファーストスティントで上位に上がってきましたが、あれなら1ストップの方が効率的だったのではないかとも思います。どうなんでしょうか。