F1トルコGP 決勝

ミハエルとアロンソの一騎打ちの陰に隠れたマッサの初優勝という感じ。
ポールトゥウィンのマッサは確かにソツの無い走りをしていましたし、バトンに続いての初優勝ということでもっと騒がれても良いのでしょうが、チャンピオンシップを見るとここでミハエルがアロンソに敗れたことの意味のほうが重いというのが実情でしょうか。
重めで走っていたミハエルの作戦がSCの導入で崩れたあとのセカンドスティントにアロンソに付けられた大きなギャップ、そしてサードスティントで守りに入ったアロンソのミスをつききれなかったという二点。フェラーリ圧倒的有利の情勢だったこのトルコでアロンソに敗れたことは、フェラーリに吹いていた風をルノーに引き戻すようなことになるかもしれません。なんにしても12ポイントに開いた差は大きいです。
そして後方ではバトンがきっちり4位につけて2強を追いかける力があるところを見せたり、デラロサが地味に健闘したりといったところでしょうか。健闘していたBMWやウィリアムズもポイントには届かない辺りが現状の力といったところ。SA06Bに期待がかかったアグリはやはりテスト不足でしょうかね。シェイクダウン直後のマシンじゃ満足に走れないのは当然か。