F1 スペインGP決勝

レースとしては面白みのあるものではありませんでしたが、シーズンと押してみれば意味のあるレースでした。
アロンソのポールトゥウィンは完璧の一言。タイムの出方もルノーフェラーリを上回っていましたし、危なげがありませんでした。それでもフィジケラの上に来るミハエルの健闘を称えるべきかと思いますが、それでも届かなかったという事実には変わりなく。これから先もおそらくこの二人が中心となるだろうタイトル争いでは、ここで流れを引き戻したということと、今までに築いたリードは大きいかなと思います。
そして3位にフィジケラ、4位にマッサと二人のセカンドドライバーがつけました。チーム対決でもやはりルノーvsフェラーリの様相。その後ろの5位のマクラーレンライコネンはちょっと上位2チームと戦う力はないか。そしてその後ろはホンダの二人。そしてBMWハイドフェルドが8位に入ってBMWはまたちゃっかりポイントゲット。
ここまで見て感じるのは、今年はアロンソvsミハエル、ルノーvsフェラーリの年だということ。その後ろの集団を形成するマクラーレンとホンダには優勝を狙うだけの速さはちょっとないか。トヨタ、ウィリアムズ、BMWはポイント獲得でいっぱい。この展開はこの先も大きくは変わらないのではないでしょうか。
スーパーアグリは琢磨がそこそこのペースで周回していたのが印象的。MF1の1秒落ちでは走れるみたいで、着実な進歩を感じます。後はニューマシンを待つばかりか。本当に2秒も速くなるならの話ですが。