F1 中国GP決勝

路面が乾いていく難しいレースで、ミハエルが強さを見せました。
序盤はアロンソ独走。そしてフィジケラライコネンとやりあい、ホンダ勢とミハエルが続く形。しかし乾いてく行く路面の中で息を吹き返したBSタイヤとともにミハエルが猛追。セカンドスティントで一気にペースが落ちたアロンソを、フィジケラ、ミハエルの順で捉えると、2回目のピットでフィジケラを逆転して首位へ。サードスティントでは猛追を見せたアロンソを2位に退けての優勝ででした。3位フィジケラが上手くアロンソのサポートができなかったのがルノーとしては苦しかったか。ついにドライバーズランクは同ポイント。優勝回数の差で1位になりました。これで残り二戦。復調の見えるルノーアロンソとここに来て遺憾なく力を発揮しているフェラーリミハエルの戦いは熾烈を極めそう。次は鈴鹿。楽しみです。
その3台の後ろでは最終ラップで琢磨とアルバースのラップダウンで大混乱。4位だったハイドフェルドが行き場をなくしてバリチェロと接触したり、そこでデラロサが漁夫の利を得たりで大混乱。結局バトンが4位でしたが、このホンダ、マクラーレンBMWの差はここに来大分なくなってきた模様。トラブルでリタイアしたライコネンやドライタイヤへの交換タイミングを外したクビサも含めて、この集団は面白い争いを見せてくれそうです。
8位は久々に上位に来たウィリアムズのウェバー。それより後ろではリウッツィの頑張りと、琢磨の頑張りが良かったか。琢磨は中々速いタイムでスパイカーMF1の二台を引き離して、スピードやトゥルーリより前でレースをしていました。結局最終ラップのアレで失格でしたが、スーパーアグリとしては鈴鹿に向けて自信になったのでは。アレは微妙なところですが、アクシデントの原因になったのは間違いないから仕方が無いか。鈴鹿に出走できなくならないで良かったというところでしょうか。