F1 カナダGP決勝

久しぶりのサバイバルレース。残ったのはライコネンでした。
バトン、ミハエルといつもと違うフロントロウで始まったレースも、スタートダッシュでルノーが抜け出し、ミハエルとバトンが三回ストップのためピットインすると、1位フィジケラ、2位アロンソ、3位モントーヤ、4位ライコネンとまったくいつものルノーvsマクラーレンの構図。やっぱりこの2チームは頭一つ抜けてます。そしてこのままいくと思われた矢先、フィジケラがトラブルで脱落。相変わらずツキがありません。そしてそのフィジケラに長いことつっかかって頭に血が上ったのか、アロンソが痛恨のミスでウォールにヒットしてリタイア。事態はサバイバルの様相。さらに今度は上位が抜け3位まで戻してきていたバトンがウォールにヒット。そしてSC出動。ミハエルが3位に浮上。あおりを食らったモントーヤがピットインし損ねて、焦って次の週にピットインしたらコースに戻る時信号を見落として失格処分。今回はライコネンより速いところを見せていただけに残念。そしてSCがぬけてみると2位ミハエル、3位トゥルーリ、4位バリチェロと上位陣はすっかり顔ぶれが変わってました。そしてサバイバルはまだ終わらず、トゥルーリのブレーキが壊れ脱落。結局終わってみればライコネンが優勝の、フェラーリが2-3。フェラーリもトップにチームの次の力は確実に持ってるようです。そして着実に走りきったマッサが4位と大健闘。5位にウェバー、6位にラルフ、7位8位にクルサードクリエンと振り向けばレッドブルは健在です。
今回は一番速かったルノーがトラブルとミスから総崩れという意外な展開で、シーズンの流れを変えかねない感じでした。ルノーは次戦予選出走順でも苦しくなりますし。そして勝ちを拾ったのがライコネン。前戦ファイナルラップで失った10ptを取り戻して、次戦以降アロンソとのバトルがどうなるかな。BARは速さは何とか戻ってきてるようでしたが、結果がついてこず。流れが悪いのかなぁ。