さよなら絶望先生 第6集 / 久米田康治

さよなら絶望先生(6) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(6) (講談社コミックス)

ネタがどんどんきわどくなっていている気がしなくもありません。
相変わらず高密度でネタ詰め込みまくり。大きなワンアイデアに細かいねたをたくさん詰め込んで1話分になっているのですが、正直これを週刊連載でやってのける作者は凄いと思います。発想力もネタのストック量も半端じゃありません。ネタは映画ネタに他マンガネタと危なすぎる領域に足を踏み入れまくり。どこまで可能かを作者が試しているんじゃないかと思うくらいです。
個人的には最後の時差話がツボ。つまらない時間ほど長く感じるのは確かだから、つまらない人生ほど長生きになるんだという発想は新しい自己肯定理論だと思いました。後は加害妄想少女加賀愛が普通に可愛くてびっくりしました。
オマケも相変わらずの充実っぷり。紙ブログはやっぱり面白い。そしてカレンダー企画がボツになった話はどこまでがねたなのか分かりませんが、事実だとしたらあまりに哀れ。弟子はアニメ化の横でこれというのは、市場原理の厳しさでしょうか。絶望先生は結構人気があるように見えるのですが、もしかして一部地域の話なのか。
満足度:A-