- 作者: 小島アジコ
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2006/12/14
- メディア: 単行本
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内容は腐女子彼女を観察する4コママンガです。1コマだったりもっと長かったりもしますけど、基本は4コマ。絵は線画で下書き的な感じですが、表情はちゃんとしてるし可愛いです。そしてコマ割だとか話のほうもなかなかきちんとしていて人気が出るのも納得のクオリティ。なにより801ちゃんの一挙手一投足が愉快なのです。
基本的に恋人が隠れ腐女子だったオタクの人が恋人の腐女子行動を観察している内容なのですが、書いているほうもオタクなだけにその辺りのネタの処理は非常にわかってやってる感が強くて面白いです。ただ、一般人視点からの腐女子観察では無いのでこっち側の世界が分からない人は理解できない面もあるかも。所謂オタクにだけ通じるオタネタと近いかもしれません。サブタイトルとかネタの宝庫。無印→♯→もーっと→どっかーんと続く続き物タイトルとか、じんこつっ!とか明らかに届くところにしか届きません。ただ、腐女子をネタ化して反面自分自身を一般化しすぎてるような感じも受けるので、その辺りは反感を買うかもなぁとも感じました。私は腐女子じゃないのでわかりませんが。
ネタの数々は爆笑。目の付け所もネタの使い方もシャープ。一般化するのはまずい気もしますが、腐女子は本当に面白いですね。私の場合自分がオタクで腐女子の知り合いもいるし受け攻め話も基本は理解できて、最終的には他人事だけど自分のすぐそばの世界ということで、この本を楽しむには一番最適な位置にいたのかも知れないと思いました。
ただ、なんか、ちょこちょことラブラブアピールがあって、なんだか切ない気分にはなりましたけど。是非お幸せに。そして是非チベ君総受け本を。
満足度:A