- 作者: 遠藤海成
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(メディアファクトリー)
- 発売日: 2008/12/22
- メディア: コミック
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突然シリアスムードに入って、これってそういうマンガだったっけ? と驚いていたのですが、意外とこのシリアス話が面白くて二度びっくり。この二人の入れ替わりの理由自体はそれでももう少し深く描いてもらえないと分かりにくいかなと思うのですが、茉莉花たちまで含めて4人での共犯関係というあたりのくだりはなんだかグッとくるものがあります。あとシンプルに、そっくりな男女の双子の入れ替わりというシチュエーションにもグッとくるものもあったり。
そんなこんなを背景に、鞠也とかなこのお互いに対する気持が微妙に動きつつあるのかなというところも描かれていたりもします。なんだか思いの他に心の距離が縮まっているようで色々期待を抱かせつつも、でもこの二人が普通にくっつくところは全く想像できないとも。
そしてギャグ方面は相変わらずかなこさんがとても可哀想な子でした。頭の中身も振りかかる災難もダブルで可哀想なんだから、実にレベルが高いと思います。