【マンガ感想】私に天使が舞い降りた! 6 / 椋木ななつ

私に天使が舞い降りた!: 6【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)
 

 みゃー姉の成長が著しい6巻。

わたてんには、みゃー姉の笑い事じゃないダメっぷりと子どもたちの容赦ないストレートさから透けて見える隠しきれない闇、みたいなものを感じていたのですが、みゃー姉に社会性と前向きさが芽生えつつあり、子どもたちも成長していることでなんだか空気が凄く真っ当になった印象があります。まあ、松本とかはいますが。

そんな感じでみゃー姉と子どもたちの日常を安心して読めるようになった一冊。可愛いし楽しいし嫉妬しているノアも良いのですが、あの砂糖漬けの中に毒がある感じが好きだった身としては、それはそれで物足りないような気がしなくもなかったり。

あと、前はみゃー姉が花ちゃんに一生お菓子作るよと言っていたのが、花ちゃんからみゃー姉への一緒にケーキ屋をやりましょうになったの、成長と共にめっちゃ健全な方向に進路修正されたなあと感慨深さがあります。

しかし社会不適合者が小学生たちとの交流を通じて更生していく話と書くと、あまりに身もふたもない気がしてくる。