かんなぎ 10 / 武梨えり

ああそうか、産子を皆愛するのではなく仁を好きになるのであれば、産土神としてではなくて人として生きるということで、それはつまり神として存在するものが神であることを止めるということになるのかと。
神さまなのに当たり前に日常に溶け込んでいたナギ様ですが、よくよく考えればまあそうなるしそうなるしか無いよなあという新展開。かんなぎ様が縁を切ったことで存在そのものが不安定になって、身を引こうにも嫉妬が穢れを生み出してしまうのであれば、神であることをやめて人にもなれない。ナギ自身が選んだとはいえ辛い道だなあと。
そしてそれ以上に仁がナギへの想いを明確にしたことで、つぐみが本当に不憫で不憫で仕方ないんですけどこれ! クリスマスの話とかすごい笑顔でいるけど典型的幼馴染み負けパターンだよ! なんとかして報われて!!