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西沢幸奏 1st LIVE "Break Your Fate" 4/30 @ 赤坂BLITZ

 

Break Your Fate (DVD付初回限定盤)

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最初に西沢幸奏いいなと思ったのはニコ生のリスアニSTUDIOで「吹雪」を歌ってるのを見た時で、デビュー直後、あの歳での堂々とした歌いっぷりと良く伸びる歌声にこれは才能だと思った記憶があります。それから秋葉原のフリーライブだとか、アニサマANIMAX MUSIXと見てきて、正直早く1stアルバムを、早く1stライブをと思うところはあったのですが、1stアルバムとこの1stライブを見て、この2年間は必要な時間だったのだなと。

2ndシングルでギターを手にしてロック方面に方向性を求めて、ギターを掻き鳴らしてのライブパフォーマンス、そしてANIMAX MUSIX OSAKAでの吹っ切れたような煽りがあって、その流れを総括するような1stアルバムの完成度。1曲目の「Break Your Fate」から「Shark」「Gemini」の流れ、これはライブでそのまま来たらヤバいと思っていましたが、いや本当にヤバかった。赤いライトにサイレンが鳴り響いた開幕からこの3曲が叩き込まれ、ノリは完全にロックバンドの現場で、前方は滅茶苦茶なモッシュになる中で幸奏がめっちゃ煽って、もうこんなのブチ上がる以外の語彙力を失いますよね……。

1stライブってそのアーティストにとって名刺代わりになる、自らがどういうものかを示すものだと思うのですが、デビューからの時間の中で掴んできたものだとか、選んできた道だとか、成長だとか、そういうものが全部準備できて、さあここでぶちかましてやるんだという気持ちの見えるライブでとても良かったです。あの小さな身体で客を煽ってギターを掻き鳴らして、しっかりした歌声が感情を乗せて良く伸びる、曲ももちろんですが、絵になるな、カッコいいなと思いました。それから、最初のMCでデビューから2年、「夢は叶うんだ!」と叫んだ時点でなんかもうエモすぎた。

ただやっぱり1stライブということもあって、まだまだ伸びしろはあるんだろうなとは感じました。フェスで2、3曲に全力を出す時のびっくりするような完成度を見ているだけに、フルライブでは常にそのゾーンまでは届かないというか、隙が多く感じるというか。でも、そういう部分も含めて最高の1stだったなと。だってキャパ200レベルの箱を全国10箇所以上回るツアーをいきなり組んだってことは、フライングドッグは西沢幸奏をライブアーティストとしてこの路線で叩き上げるっていう宣言みたいなものだと思うので、つまりは次に関東圏でライブを見る時にはこの伸びしろ分を見られるということで、これほど楽しみなことはないと思います。

盛り上げる展開からしっとりした曲を続けて、最後はまた盛り上がる曲を連発するという流れのライブでしたが、一番印象に残ったのはアンコール前ラストの「Feel This Moment」。会場一体となるシンガロングに、文字通りここにしかない今を刻みつけるような一曲だと感じました。良いライブだった!