- 作者: 星野桂
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/05/02
- メディア: コミック
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この巻は吸血鬼クロウリーの話の前半まで。クロウリーとエリアーデの話はまだなんとも言い難いですが、前半の話は良かったです。エクソシストの立場をここまで直接的に追い込んでくるとは。人間を守るために闘いながら、アクマは人間の姿をしてるために人間を疑い続けるとか、人間の姿してるものを殺すために守るべき人間に嫌われるとか。アレンの場合アクマの魂が見えて、それを救いたいと思うからそれはそれで過酷な境遇に。そこで直情的な正義感が働いて精神的に不安定なのがアレンのキャラだと思うのですが、アクマの見えない状態を知ったり、ラビやリナリーにいろいろ言われることでだんだん変わっていくのかな。それにしても彼らのおかれてる立場は辛いです。この辺の設定を持ってくる作者のセンスが、このマンガのなんともいえないダークな雰囲気を作ってて、それに惹かれてるのではありますが。
エリアーデについては、またちょっと違うタイプのアクマみたいですがどういう設定なのかな。ちゃんと説明が入って、綺麗にとじてくれると良いです。
絵は相変わらず惹きつけるものがあります。ゾクっとさせてくれるようなところが多々。全体的にもう少しアクマの基本設定が活かせるような気もしますが、今でも十分に面白いので良いか。楽しみなマンガの一つです。
満足度:B+