F1 トルコGP

真っ向からの4強対決となったトルコGPは、フェラーリが押し切ってのマッサ-ライコネンの1-2フィニッシュでした。
予選からこの4強の対決でしたが、スタートでフェラーリが1-2フォーメーションを形成するとあとは逃げ切り勝ち。ライコネンがマッサに迫れるかがポイントではありましたが、ピットのタイミングがライコネンの方が先だったのもあって届かず。まぁ、同チーム対決ということで無理な追い抜きはしかけなかったのかもしれません。
それより何より、今回はハミルトンのパンクが大きかったかと。このエクレストンがスイッチを押したかのようなトラブルで、ハミルトンは5位。アロンソが3位に入ったためにポイント差は5ポイントへと縮まりました。ただ、チャンピオンシップを見ると、精神的に追い詰められているのはアロンソの方のように見えるので、ハミルトン優位は変わらない気が。トラブルが続かない限り、フェラーリの二人はもう圏外でしょう。
そして4位には相変わらず抜群に安定感のあるハイドフェルド。序盤はアロンソを抑え込むなど見せ場も十分でした。チームメイトのクビサは軽いタンクで冒険に出た結果の8位。
6位にはコヴァライネン、そして7位にはロズベルグとGP2出身者がベテランのチームメイトを凌駕。ハミルトンもGP2ですし、このカテゴリ出身者はかなり優秀だといえそう。そしてコヴァライネンはここにきて絶好調で序盤に失った名声を回復させて行っています。そうなるとルノーフィジケラ残留はないとみていいのかも。このあたりのシート争いもそろそろ盛り上がりそうな予感です。