小説と脳内映像

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060706/1152115086
小説を読むと脳内に映像が再生されるものだとばかり思っていたので、こういう人もいるのかとちょっと驚いたのです。良い悪いは別。
私は小説を読んでいると、何らかのイメージや映像が頭に浮かびます。そのイメージが、イラストなし小説では描写を元に自作のイメージ化しますが、ラノベの場合はイラストに縛られます。そういう意味でラノベはちょと不自由なのかもしれません。でも、イラスト無しのものは、映像化されたときにイメージと違う! と思うケースが多いです。動きに関しても、そういう動きじゃないんだ! とかありますし。
そのイメージは、大概どこかで見た映像から引っ張られているような気がします。テレビや映画、アニメその他諸々を見て蓄積された映像が、脳内から引っ張り出されてるような感じ。動きに関してもそんな感じ。そしてたまに動きが追いきれなくなると気持ちが悪いです。円環少女3巻の対グレンとかそうでした。銀盤のスケートシーンも文章の迫力は感じるけど、イメージは上手くできてないです。
ちなみに、私のその小説がライトノベルかどうかの基準は、ものすごくざっくりと言えば頭の中に再生される映像がアニメか実写かという違いです。これは自分でも不思議なのですが、読んでいてアニメとかマンガちっくな登場人物がイメージされる場合と、実写ちっくな映像が喚起される場合があるのです。いわゆるラノベのレーベルからでているラノベの場合、イラスト効果で大抵前者となるのですが、イラストを隠してラノベを読んだ時どんな映像が思い浮かぶかはちょっと興味があります。