THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS U149 2 / バンダイナムコエンターテインメント・升之

 

 「晴(あんた)ができないやつだったら そもそもこんな風に言わないわよ!」 

 ビートシューター(結城晴&的場梨沙)が好きなんですよね。それで、なんでビートシューターが好きなのかが、まさにここに描かれていたんですよね。いやもう、素晴らしいですね……。

勝ち気で意識高くてオシャレで自分が可愛いことを分かっていてそれを武器にアイドルとして上を目指す子と、身体能力抜群のサッカー少女で親が応募したからアイドルになった子と。普段から喧嘩ばっかりしてる2人の間にある信頼関係みたいなもの、とても良いです。この背中を預け合うのが似合いそうな感じ。相方の文句ばかり言ってても他の人が相方を侮辱したらいの一番に怒りそうな感じ。なんかもうアイドルというか、完全に少年マンガ文脈だと思うんですけど、ほんと最高ですよね……。

そんな感じで結城晴の話が最高だったんですが、その前の赤城みりあの話もまた最高でした。この作品は子どもたちの話で、それ故に変にこじれず、妙なしがらみのない素直さが素敵だと思うのですが、それに相対するプロデューサーが大人としては奇跡的に真っ直ぐで裏表なく、彼女たちの目線で手に手を取って進もうとするのが大変素晴らしく、なんかもう尊いとしか表現しようがないです。そうやって明るく元気で前向きな姿を描ききった後で、みりあのお姉ちゃんとしての側面というか、実は周りを見て気を使ってるところに触れてくるのちょっとずるくないですか。

そして、シンプルで可愛い絵と豊かな表情に細かい書き込みにライブシーンの躍動感。全てが丁寧に丁寧に整えられた上での、王道ど真ん中のストーリーが大変に素晴らしいシリーズだと思います。完璧だと思う。本当に。