- 作者: 桂明日香
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/12
- メディア: コミック
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
読者フレンドリーな精神などまったく見せずに、思った道を走っていってしまったようなコゼットマンガ版最終巻。幻想と滅亡を嗜好したゴシック風の世界観は突き抜けていて、1巻以上に読者の付け入る隙がありません。雰囲気にまったくのれなかったらどうすればいいのかというほど。独特の雰囲気は個人的には好み。桂明日香の絵は荒い絵ですけど、ゴシック風な世界観にすごく合っていて、書き込みの細かさや絵の作り方も良いです。何よりコゼットの表情がすごくいい。話は破滅への道は踏み外しても破滅だったということ。嫌いじゃないですけど、なんともはや。
「楽園に咲く花のように私を苛む 消滅への憧憬」
「永遠に続く感情は 哀愁だけ」
この辺の言葉にピンと来たら。