F1 スペインGP 日曜日

マクラーレン銀河帝国復活! ライコネン完勝ポールトゥウィン!!
そんな感じのスペインGP。見せ場の少ないレースで、パッと見あんまし面白くなかったかもしれません。タイミングモニター見ながら、各車のペースやギャップ、作戦といったところを考えてみるとなかなか面白いのですが、そんな楽しみ方をする人間は私を含めて極少数に違いないでしょうし。
予選は思ったとおりのライコネンPP。ウェバーが相変わらず予選は速いところを見せ付けて2位。アロンソ3位で以下トヨタ勢。ミハエルが8位に沈んでかなり重そうといったところ。
決勝はスタートでライコネンが向けだしてリードを広げる展開。アロンソが2位にでてましたが、ライコネンがファステストを連発して大差のリードを作ります。アロンソ以下はウェバーにトヨタの2台。アロンソライコネンのペースについていけず、さらにタイヤの問題でラルフにも迫られる苦しい展開。ストップがトヨタのほうが早くて一回目のストップ後は抜け出しますが、今度は引っ張ったフィジケラにかわされました。フィジケラはここ数戦の不調を振り払えそうかなと思ってたら、ノーズ交換のピットインで後退。つくづく運がありません。最終的には5位まで挽回してましたが不運が重なってます。最終ラップのファステストがせめてもの鬱憤晴らしか。ミハエルも一回目を引っ張りに引っ張ってその間に好タイム連発で4位へ。さらにアロンソを次のストップで抜けるかと思った瞬間、バースト。タイヤ交換して戻ったら別のタイヤがバースト。そしてリタイア。バリチェロは結局良いところなく9位に沈むし、フェラーリはイマイチ。速さは見せるんですが。その後のレースはライコネンアロンソトヨタの二台がセーフティーリードで逃げ切り。3位がトゥルーリ4位ラルフ。ウェバーはウィリアムズはタイヤにつらいところを今回も出してしまって、フィジケラに残り数週でオーバーテイクされ6位。モントーヤマクラーレンのポテンシャルを所々に見せつつ、スピンやピットのミスで自滅して7位。8位は、振り向けばクルサードレッドブルは相変わらず上位が崩れれば入ってきます。
とにかくこのレースはライコネン。優勝はマクラーレンが開幕前の私的大本命だったのと、ライコネンのファンなのが相まってかなりうれしいです。ストップザルノーマクラーレンが果たした事でこの先はライコネンアロンソの争いかな。フィジケラモントーヤの復調も注目。フェラーリが速くても不安定なので、ミハエルはどこまで絡んでくるか。バリチェロはもう今期はダメかも。トヨタは少し力が落ちて、でも安定。ウィリアムズはレースがつらそうです。その後ろにレッドブルザウバーといった感じ。
BARはこの先がまったく不透明ですが、この失格騒ぎでチーム内のみならず、スポンサーやドライバーといったところにまで悪影響がでそうで怖いです。復帰したは良いけどさっぱりで、そのまま凋落というシナリオが見えるだけに。悪い状況から這い上がるほどチームは強くなるというのを信じるしかないか。