- 作者: 安藤慈朗,かとりまさる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: コミック
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三人の女流棋士達の成長物語っていうのが主軸なんでしょうけど、ちょっと放り込んだ要素が多すぎて、ごちゃごちゃしてる感はあります。裏で何か企む人とか一巻で出てきた紫音の過去とかも良いのですが、ちょっと話の軸がぶれる可能性もある気も。ここからどこに主軸をおくかの問題なのでしょうが。
あと、やはり各キャラに狙いすぎの感があり。筆談しか出来ない少女棋士とか、女装して金のために女流に入ってくる棋士とか、お嬢様とか、少し無理が出てる気も。将棋を指してる場面が結構魅力的なだけに、あまり過剰な装飾はどうなのかとも思います。
その将棋の場面を魅力的にしてるのは絵の力。基本的にすっきりとしてて綺麗な絵なのですが、真剣な表情で見せる目がすごく強くて良いです。目だけかなり訴えてくるものがあります。そして名人は格好良すぎ。
なんにしろまだまだ始まったばかりで、これからの話の進み次第。楽しみではあります。
満足度:B-