- 作者: 葉賀ユイ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2008/02
- メディア: コミック
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話としては、人間の青年直哉が妖魔界の王女アスタロッテのもとに連れてかれておもちゃにされるという感じで、王女やその周りの人たちと青年の巻き起こすどたばたコメディが賑やかに描かれていて面白いです。
ただ、このマンガの真骨頂はただのコメディじゃなくてエロコメであるという部分。直接的にどうこうということはないのですが、設定からしてかなり強烈なものがあります。何しろアスタロッテは大の男嫌いながら大人になると生命維持のために「生命種精」が必要となるサキュバスの一族。そして、10歳にして後宮作りを周りに促され、そのために人間界から連れてきたのが直哉であるという。そしてその直哉の方も、22歳にして10歳の娘がいるという大分アグレッシブな設定。このあたりで、直哉の過去とアスタロッテの居る世界が絡んできそうな雰囲気は見せていますが、それにしたって12歳の時の子供というのは凄い話。
さらにノーパンに幼女という作者の嗜好が全開気味なので、ちょっと引く人は引くかも。この辺りもあってやたらと開放的な雰囲気が包んでいる話を、デフォルメの利いたあくまでも可愛らしい絵で描いてるあたりのギャップに、逆にインモラルさを感じたり感じなかったり。
個人的には苦労性っぽい女官長ユーディットさんが好きなのですが、年齢を見て驚きました。これで37歳って、いったいどんな若造りだ……!